はじめまして書家の山本京子です。LINE全盛の時代に、なぜ手書きの手紙にこだわるの?なんて思っている方も多いはず。達筆ではないし、書くのは面倒(;’∀’)では、何故わざわざ時間がかかる手書きの手紙を会社は推奨しているのでしょう?それは効果大だからなのです!皆さん想像してみてください。もし、大谷翔平さんから手書きの手紙が届いたら? 嬉しいですね(^^)しかし、印刷の手紙、メールで届いたら、きっと一斉に大多数に送っているはずと思いませんか?人は手書きの手紙を頂くと、この1枚を書くために手間をかけてくれた、大切にされていると感じるのです!印刷のDMとは違い、直筆のものは目を通さずに簡単に捨てられません。手書き文字には温もりがあるので、顔が浮かび、文字から人となりが伝わり、名前も覚えてもらえやすいのが特徴です(名刺より効果的)人気テレビ番組にご出演の脳科学者の先生が「デジタル文字は文章の長さが記憶に残り、手書き文字は内容が記憶に残る」とおっしゃっていました。手書きにすることで、ショップのDMから、〇〇さんからの手紙に変化するのです。お客様との距離もパーソナルな関係に一歩近づきます。そこで、メゾンの顧客である生徒達に担当者からの手紙の内容についてアンケートしました。自分の出勤日や来店して欲しい感が強い内容は敬遠するようです。(ドキッとした方も多いかもしれません)反対に、お話が楽しかったこと、お越しになった時のコーディネートを褒めたり等パーソナルな内容が好印象でした。【お客様に愛される文章ポイント3選】① 似合っていたところ等→自分を見てくれている② 趣味、ライフスタイルに触れる→覚えてくれている③ 嬉しいなど感情を入れる→人間味 (親しみ)を感じるこれら3つを入れた文章は在り来りではなく、自分は特別な顧客であると感じられるパーソナルな心遣いが入っていて、信頼感が生まれます。次に、どうしたら美文字になるの?達筆でなくても、一生懸命に書いた文字は可愛さや健気さが伝わります。文字は性格を映し出しますから、雑な文字は信頼感が失われます。汚文字という方は大体が速書きで雑、正確に一画一画を丁寧に書きましょう。初心者向けにポイントお伝えします!【美文字ポイント5選】① 「道具に頼るべし」意外と使用しない人が多い、硬筆用のソフト下敷きと文鎮は美文字の必須アイテム。良い下敷きはペン先が滑るのを防ぎ、吸い付くように書け、紙を安定させて書くことが出来ます。ゲルインクは黒の色が濃く出るので、くっきりとした印象でオススメ。紙質、筆圧や文字の大きさによってペン先の太さを変えましょう。自分に合ったものを見つけることが大切。② 「数文字前を見ながら書く」つい一文字前だけを見て書いてしまいがちですが、数文字前を見ながら書き進めると、軌道修正がしやすく、徐々に曲がってしまったということを避けられます。③ 「漢字は縦画に打ち込みを入れる」これをするだけで、文字がきりっとして丁寧に見えます。④ 「線と線の間隔は均等」特に横線が多い文字は隙間を狭くすると、形を整えやすくなります。⑤ 「ひらがな46文字を極める」一般的な文章は、ひらがな7割、漢字が3割です。7割が上手く書けていれば、それだけ美しく見えるもの。漢字は2000文字以上あるので、覚えるのも大変。ひらがな46文字だけならハードルが下がりませんか?子供の時に習ったように大きく丸々とは書かず、漢字よりやや小さめ、やや縦長に書く。「ま、す、み、な、る…」などの結びは丸くすると幼くみえるので、結びは三角形を意識して書いてください。では、ポイントを踏まえて書いてみてね。せっかくの気持ちを温もりのある手書き文字に乗せて伝えてください。是非いい関係を築いて、大切なお客様の特別な担当者になりましょう。文:山本京子 氏(書家・書道美文字講師)国内外の書道、アート展にて入選入賞多数。日本を代表する書道展では最高賞や文部科学大臣賞を受賞。NHKを始めメディアに数多く出演。全国郵便局カタログの年賀状を揮毫。東京 原宿の非公開サロンにて大人の女性限定書道美文字教室「salon de 書」を主宰し長年満席状態の人気教室である。非日常体験Otonamiのオファーにより美文字体験会をスタートし高い評価を得ている。講演を含め延べ1万人以上が受講し的確で丁寧な指導が好評。高木厚人氏、武田双雲氏に師事。日本固有の伝統文化である仮名の伝承に努めている。●Instagram https://www.instagram.com/yamamotokyoko.shodo/●Salon de 書(公式サイト)https://yamamotobranch.jimdofree.com/salon-de-%E6%9B%B8-%E5%8E%9F%E5%AE%BF%E5%8C%97%E5%8F%82%E9%81%93/