株式会社小田急百貨店石河 薫さんプロフィール1990年株式会社小田急百貨店新宿店顧客サービス部顧客サービス課へ配属。エレベーター・案内所等を中心に10年勤務し、現場のリーダーまで勤め2000年に退職。2001年株式会社柏圭でベルエクラの販売員として、都内百貨店の宝飾サロンに勤務。JJA-JC取得。2005年、小田急百貨店より声が掛かり、同年12月に再入社。新宿店宝飾品売場のセールスリーダーとして、ミキモトを中心に宝飾時計の販売に従事。休日や勤務の合間を縫いGIA-GGを取得。その後GIA-APJ/パールグレーディング、CWC-ウォッチコーディネーター取得。2020年9月に町田店へ異動し、営業部営業第三課4階のフロアリーダーとして、ミキモトを中心に宝飾時計の販売やその他の運営管理を行う。 想いを貫き叶ったジュエリーの販売員という夢母はジュエリーが好きで、よく身に着けています。それもあり、幼いころからキラキラしたものがとても好きでした。また、百貨店にも祖母と母の三人でよく出掛けた思い出があり、百貨店で宝飾に関わる仕事ができたら、と思い百貨店を志望しました。でも、小田急百貨店に入社して配属されたのは顧客サービス課。エレベーターや案内所でお客様に様々なことをご案内する仕事でした。百貨店の顔として、お客様に心地よくご利用いただけるよう精一杯勤めましたし、そのとき教えていただいた立居振舞や言葉遣いといった基礎は、今の私を形成している土台になっていると思います。ですが、初めに配属の希望を出していたのは、宝飾部門でしたので、やはり宝飾に関わる仕事がしたいという気持ちが心の中にあったと思います。その後、小田急百貨店を退社したのですが、宝飾が好きだという気持ちから、2001年にジュエリーブランドの販売員になりました。念願の仕事に就いてから数年後、前職の小田急百貨店から「当社で宝飾の販売員をしてみないか」と連絡があり再入社して、現在に至っています。変わった経歴だと思いますが、これも真面目に10年間働いてきたからかしら、と!(笑)。 今は好きなことを仕事にできている喜びを感じています。 資格は商品に関わる人の想いを伝えられるもの宝飾が好きという気持ちから飛び込んだジュエリーの販売員でしたが、実際に働いてみると、ご来店されるお客様からの質問がとても深いということを実感しました。そこで、お客様にご満足いただける接客をするために、まずはジュエリーコーディネーターの資格を取得することを考えました。お客様からの質問にきちんとお答えできるために知識はもちろん必要ですが、資格を持っているということは、自分の接客への安心材料にもなると思います。知識が豊富であるほど、お客様の疑問にもすぐにお答えすることができますし、ご希望に沿ったご提案をすることができます。ですがそれだけではなく、その商品に携わった様々な人の想いを伝える役割も担っていると思うのです。どんなアイテムでも、素材を準備するところから、多くの人が関わります。ジュエリーで言えば、長い年月をかけ石を採掘するための町作りから始まり、危険を冒して採掘する人、その石を技術で磨く人、その石を買い付ける人、デザイナー、ジュエリーに仕上げる職人など、その他、本当に多くの人々が関わって、一つの美しい商品が誕生します。それに携わる人たちの苦労や想いを十分にお客様へ伝えるために知識を学ぶことや、資格を取ることは重要だと思っています。当時、かつての上司から宝石のスペシャリストの資格GIA GGを取らないかと声をかけてもらったときも、前向きにチャレンジしてみたいと思えました。もちろんJASPAセールスプロフェッショナル資格も同じです。商品だけではなく、様々な人から込められた想いを、お客様にお伝えできる資格だと感じています。