セミナーレポート_1みなさん、こんにちは! CheerUP!編集部です。CheerUP!を運営するJASPAでは販売の現場で役立つ研修を定期的に実施しています。今回は、JASPAの研修の中でも現場ですぐに実践できると人気の「労務管理の基礎知識」研修をレポートします。 大きく変わる働き方に正解のない労務管理いま、ファッション業界やお店だけではなく、日本のいろいろなところで、働き方に対して変化が起きています。だからこそ、正解がひとつではないことも多くなってきました。そんな環境での労務管理を皆さんにお伝えしているのが、JASPAの労務管理研修です。〈労務管理〉というと、難しいことのように感じますが、実は店長さんたちがいつも行っていることでもあります。確かに法律や制度に関係があったり、知っていた方がよいこともあると思います。でも、〈労務管理〉の本当のところは、お店で働くひとみんなが気持ちよく働いてもらうためにどうしたらよいのか、ということなんです。そのために必要な知識や基本的な考え方を学んでより店長さんにもお店で働く販売員のみなさんにも、よりよい働き方をしていただけると嬉しいという思いで、プログラムを作っていただいています。 お店で起きている「あるある労務問題」「労務管理の基礎知識」の講師を担当していただいているのは、ルイ・ヴィトン ジャパン株式会社 HR&OA リテールHRディレクターの新出正己さんです。現役の人事担当者にお話をお聞きする一番のポイントは、今まさにお店で起きている労務管理の問題についてお聞きできること。業界を含めて、実際に困っている問題やどうしたら解決できるのかということを具体的にお聞きできるのは、日々同じ問題でお困りの店長さんにはとても参考にしていただけるはずです。研修の後半では、「あるある!!」と叫んでしまいそうな、現場で起こりがちな問題を扱うケーススタディもあります。あんまり「あるある」な事例なため、いつもグループワークが盛り上がって、なかなか意見がまとまらない、なんてこともしばしば。それくらい、現場の問題に沿ったケーススタディをご用意いただいているということなのですけれど! いま、ハラスメントが最も怖い?!労務管理の研修では、基本的な労務管理の知識を学んでいただきますが、それと同時に重要な要素として、時間を割いてお話いただいているのが〈ハラスメント〉についてです。セクハラやパワハラに関しては、ニュースでも大きく取り上げられることが増えてきているので、みなさんの中にも関心を持って、そうしたニュースをご覧になっている方もいるかもしれません。ハラスメントは、まずどのようなことがハラスメントになるのかを知るとともに、どう対応したらよいのかということも具体的に学びます。知らないことで、間違った認識、対応をしていることも少なくありません。ハラスメントを起こさないお店にするために、どうしたらよいのか、また起きてしまったハラスメントへの対応をわかりやすくお話しいただきました。特に、反響が大きいのは、新出さんオリジナルの「ハラスメントクイズ」です!自分のハラスメントに対する思い込みや勘違いが分かり、お店で起きていることへの見方を変えていただくきっかけにもしていただいているようです。