CheerUp!を運営する日本プロフェッショナル販売員協会(JASPA)事務局が、販売員の皆さんを対象に実施したアンケートの結果をお届けするシリーズ。 第4回目の質問は『販売員の仕事を通しての失敗談を教えて下さい。』です。皆さんに回答いただいた中から、よく失敗してしまう場面や、クスッと笑ってしまうエピソードをご紹介します。 商品お渡しのミス商品の入れ間違い、付属品の入れ忘れ、配送忘れ、取り寄せを約束したが在庫がなかった、等の商品をお渡する際の失敗が一番多くありました。中には、左右違うサイズの靴を包装してしまった、配送を忘れていてお客さまのご自宅まで直接届けた、という体験談も。 お金のミス金銭の受け取り間違い、おつりの渡し忘れ、レジのミス。キャッシュレスが進んで、現金にまつわる失敗をする機会がより少なくなるといいですね・・。 修理のミスお客様が愛用されてきたものにはお金に替えられない価値があり、なかなかつらい失敗です(泣)が、いくつかご紹介します。・お客様のご要望にそう修理対応が出来ず、がっかりさせてしまった。・お客様が記念に購入され、何年もお使いいただいた物を修理でお預かりした際、紛失してしまった。・修理を工場が失敗したことに気付かずにお渡しして怒り狂われた。・できない修理を出来ると言ってお預かりしてしまい、クレームにはならなかったが、しっかりと確認して対応するべきだったと思った。・新入社員の時お直しの指示を間違え、もうその商品の在庫が全国に1点もなく、上司からもお客様に謝っていただいた。 知識不足知ったかぶりになってしまった、確認前に「できます!」と言ってしまった、入社当初に知識不足でお客様に接客を代わってほしいと言われてしまった等がランクイン。でも、新人時代の知識不足は、少し大目に見ていただきたいところです! その他の失敗談をご紹介・お客様の事を「お母さん」と呼んでしまい本社クレームになった。・いつもご夫婦でいらっしゃる顧客様。別の女性のお連れ様がいらした際に関係性を知らず、奥様のお話をしてしまった。・好みの合う顧客様と試着が盛り上がり、ふと見ると店長が沢山の試着後の服をモクモクと片付けていた・・・。・まだ働いて間もない頃、不慣れな上に店頭のトルソーがとても重く、靴を脱がせるまでに時間がかかり、お客様が見るに見兼ねて手伝ってくださった。・店頭で寝てしまった。・女性のお客様にやんわりと大きいサイズを勧めてしまい、とても失礼なことをしてしまったと後悔。・冠婚葬祭の知識が乏しく、不釣り合いなものをお客様が気に入り購入させてしまった。後日、お客様のご両親よりクレームをいただき返品対応となった。失敗をしたが、この失敗をきっかけにお客様、お母様、お婆様まで3代にわたって顧客様となってくださった。・新入社員の頃、高額商品をお勧めしたり、追加販売をしたりすることが押し売りにならないかと遠慮していた。その様子を見た店長から「お客さまの財布の中はあなたの財布の中身と違うのよ!」と言われた。言葉は荒っぽいが、要は「お客さまは良いものを勧めて欲しいと思っていらっしゃる、自分の価値観で接客してはいけない」ということを教えていただいたのだと思う。 失敗は、しないに越したことはないけれど、私たちを成長させてくれるものでもあるのです!