関 宏美さん株式会社オンワード樫山 ONWARD CROSSET SELECT ストアマネージャー関さんプロフィール2006年 株式会社オンワード樫山 入社。「組曲」ブランドにて約15年様々な店舗を経験。2013年にはアシスタントマネージャー(サブ店長)、2018年にはストアマネージャー(店長)に昇格。2021年9月からは、オンワードが2021年から新業態として開始したリアル店舗とオンラインストアのメリットを融合したOMO型複合店舗「ONWARD CROSSET SELECT」にてストアマネージャーを務める。お客様に寄り添う接客とワークライフバランスも大切にした店舗運営を行い、高い成果を出すだけでなく、働くスタッフみんなにとって働きやすい環境も実現、会社からも、店舗スタッフからも、信頼が厚い店長として活躍している。人との関わりの中で変わってきた自分の見方新業態の店舗の店長を任されたときは、私よりも経験豊富な先輩方がいる中で私の名前が挙がったということが、素直に嬉しかったです。そのときは本当の大変さを全くわかっていなくて(笑)。「大変なのはわかっているけれど、楽しくやりましょう!」という感覚で店長としての仕事を始めてしまったんですが、実際にはそううまくはいかなくて…。でも、元の店舗で自分がやってきたことが売上面で成果につながっていて、認められたからこそ店長にと言ってもらったと思ったので、不安もありましたがやってみたいという気持ちの方が強かったんです。そのせいもあってなのか、はじめのうちは店長なんだから、自分が正解でなくてはいけない、間違ったことを言ってはいけないと力が入りすぎていたのかもしれません。性格的に失敗をしたくないと思うタイプなので、すごく準備をするんです。だから余計に私がやらなければと思う部分も、強かったのかもしれません。でも、スタッフと関係性を深めていくうちに、年上のスタッフに素直に相談ができるようになってきて、いろいろな人から意見をもらったり、「自分はこう思うけれど、どうでしょうか?」と聞けるようになりました。それは、お店のスタッフとして一緒に働いている先輩たちの懐の深さや人柄もありつつ、私自身もいろいろな人と話をする中で変わってきた部分もあるのだと思います。自分自身が変わったことで、スタッフとの関係性も変わった話をすることを大事にしているのは、上司や相談した方たちから、コミュニケーションの大事さや知らないメンバーが集まった時に話をすることの重要性について、アドバイスをもらっていたからです。ですから、まずはたくさん話をしてお互いを知ること。また話す言葉によって誤解が生まれてしまうこともあると思うので、誤解を与えるような言い方をしたときには、それは違うということも含めて、深くそして誤解が解けるまで話をすることを心がけています。そうすることで、よい関係性が築けているのではないかと思います。結果、私も話しやすくなりましたし、相手も私の話を聴いてくれるようになりました。当店のスタッフは、私よりも経験を積んだ先輩も多いので、当初はぶつかることもありました。やはり、私が任されているという気持ちが強かったからだと思います。でもこれではいけないと思い、上司に細かくミーティングをしてもらいアドバイスももらいながら、“よく話すこと”を大切にしようと行動しましたし、私自身の考えや態度も変わったことで、今の異動したくないと言ってもらえるようなお店になったのではないかと思います。今では先輩スタッフからも「任せてもらっていいからね」という言葉が出てきているのが、本当に有難いと思うのと、私も素直に甘えられるようになってきたと思います。「行動」と「話を聴く」ことを大事にしたマネジメント自分の意見が言いやすい、話しやすい雰囲気があるというのは、当店の特徴かもしれません。やはりスタッフとよく話をするようになって、関係性も変わってきたので、今でもできるだけコミュニケーションを取ることは大切にしています。人の話は途中で遮らず、最後まで聴くこと。聴いていて、おやっと思うことでもまず共感して、相手が話しやすい雰囲気をつくる。その上で、自分の方針をしっかり伝えるようにしています。昔だったら途中で「それは違う」と言っていたかもしれませんが、いろいろな人との関わりや上司とミーティングをする中で、改善しなければならない点だと思ったので、まずは自分が話を聴いて、共感するようにしています。肯定されることで自信につながることもあると思うので、否定せず話を聴こうと思っています。話を聴くことは大事と言いつつも、聴くだけでも大変だと感じることも多いです。でも、おかげさまでサブ店長のふたりには、困った時に一緒に考えてもらえる雰囲気になっているかなと思います。自分よりも経験値が上のふたりなので、スタッフの誰かが対応の難しい部分があっても、他の人がフォローをするということが、サブ店長を中心にできていると感じています。自信がなかったり、自分の中でこうだと言い切れないことも多いですし、若い頃から感覚でやってきた部分があるので、言葉で誰かに説明をすることが苦手な部分ではあります。だから、行動で示す方が良いのかなと思う部分もあるので、思っていることはなるべく言葉で伝え、それが難しいと思う場合は、行動で示せるように心がけています。お店のスタッフも、私や周りのスタッフを見て、同じように行動してくれているのではないかと思います。文・構成:馬場真由写 真 :清水洋延